王子さま*円覚寺
2013.06.21 Friday
KITAKAMAKURASEIMAIJYOがある「北鎌倉」。
こちらの十一面観音さま、みなさまのお目にかかるのは年に一度という貴重なお方。
まるで七夕の彦星さまのよう。
どちらにいらっしゃるかというと、
北鎌倉の駅を出て、長い石段を見上げた後にのそりのそりと登り、、
まずは「総門」をくぐる。
総門には、山号の「瑞鹿山」の文字が。
開堂の儀式の際に、白鹿の群れが現われ、説法を聴聞したという故事から
この山号がつけられたのだという。
そして受付で拝観料をスイカですいっとお支払いして、、、
そうここは円覚寺。
鎌倉五山と呼ばれる禅宗の最高格付けで第二位を獲得されているお寺なのだ。
ミシュランで言う所の五つ星に選ばれているようなスゴサだ。きっと。
さて、拝観料をお支払いした後に、まず見えてくるのが、
「山門(さんもん)」。
門というより二層構造の高床式住居のような建物だ。
この下をくぐることで、執着を取り払ってから
仏殿に向うという流れとなる。
さて、何気なく通るこの山門。
実は年に一度、一般の参拝者も中に入ることが許されている。
今年(平成25年)は、6月18日がその貴重な一日だった。
私も今年初めて登った。
まず、靴を脱ぎ急な階段をそろりそろりと登る。
薄暗く木がミシッとなり、階段の手すりを思わず強くにぎる。
思っていたより長い階段を登りきると、、、
普段は閉め切られた窓が開け放され、そこから差し込む光と風がとても気持ちが良い。
長くなったが、後ろを振り返り鎮座されているのが、十一面観音さまなのだ。
そしてその周りには十二神将、十六羅漢像が安置されている。
十一面観音さまの現代でいうところのSPなのだ。
こちらのSPたちが、実に思い思いの格好でリラックスされていて驚く。
敢えて、隙を見せて相手の気を緩ませるという戦法なのか?
一緒に登った小さな女の子が「王子さま」とつぶやく。
きっと好みの男性だったのだろう。
どの方かと聞いてみると!
うん、凛々しい!
ステキな趣味だ。
さて話は変わり、北鎌倉駅そのものが円覚寺の境内にあったことはご存知だろうか?
北鎌倉の駅のそばには、ミドリ色した池があり、「白鷺池」と呼ばれている。
開山無学祖元が鎌倉入りした際に鶴岡八幡宮の神様の霊が
白鷺の姿を変えて、案内したという。
明治22年にその池を半分埋め立てて線路がひかれたという。
大胆なことをしたものだ。
つまり東京方面から鎌倉に向う(北鎌倉駅を通過する)時にすでに
円覚寺の境内を横断しちゃってる訳なのだ。
でもぜひ、自身の足で北鎌倉の改札を出て、
石段をのそりのそりと登り、円覚寺の奥に進んでみて欲しい。
そして山門の下で上を見上げて、リラックスした王子さまを思い出してほしい。
きっと心はスッキリ晴れやかな気持ちになるだろう。
そして、白鹿、白鷺、白飯 → KITAKAMAKURASEIMAIJYOに想いを馳せてほしい。。。
--追記--
もしかすると、三門をくぐり執着を捨てなきゃいけないのは、私かもしれない。
登っている場合ではなかったかーー!!
こちらの十一面観音さま、みなさまのお目にかかるのは年に一度という貴重なお方。
まるで七夕の彦星さまのよう。
どちらにいらっしゃるかというと、
北鎌倉の駅を出て、長い石段を見上げた後にのそりのそりと登り、、
まずは「総門」をくぐる。
総門には、山号の「瑞鹿山」の文字が。
開堂の儀式の際に、白鹿の群れが現われ、説法を聴聞したという故事から
この山号がつけられたのだという。
そして受付で拝観料をスイカですいっとお支払いして、、、
そうここは円覚寺。
鎌倉五山と呼ばれる禅宗の最高格付けで第二位を獲得されているお寺なのだ。
ミシュランで言う所の五つ星に選ばれているようなスゴサだ。きっと。
さて、拝観料をお支払いした後に、まず見えてくるのが、
「山門(さんもん)」。
門というより二層構造の高床式住居のような建物だ。
この下をくぐることで、執着を取り払ってから
仏殿に向うという流れとなる。
さて、何気なく通るこの山門。
実は年に一度、一般の参拝者も中に入ることが許されている。
今年(平成25年)は、6月18日がその貴重な一日だった。
私も今年初めて登った。
まず、靴を脱ぎ急な階段をそろりそろりと登る。
薄暗く木がミシッとなり、階段の手すりを思わず強くにぎる。
思っていたより長い階段を登りきると、、、
普段は閉め切られた窓が開け放され、そこから差し込む光と風がとても気持ちが良い。
長くなったが、後ろを振り返り鎮座されているのが、十一面観音さまなのだ。
そしてその周りには十二神将、十六羅漢像が安置されている。
十一面観音さまの現代でいうところのSPなのだ。
こちらのSPたちが、実に思い思いの格好でリラックスされていて驚く。
敢えて、隙を見せて相手の気を緩ませるという戦法なのか?
一緒に登った小さな女の子が「王子さま」とつぶやく。
きっと好みの男性だったのだろう。
どの方かと聞いてみると!
うん、凛々しい!
ステキな趣味だ。
さて話は変わり、北鎌倉駅そのものが円覚寺の境内にあったことはご存知だろうか?
北鎌倉の駅のそばには、ミドリ色した池があり、「白鷺池」と呼ばれている。
開山無学祖元が鎌倉入りした際に鶴岡八幡宮の神様の霊が
白鷺の姿を変えて、案内したという。
明治22年にその池を半分埋め立てて線路がひかれたという。
大胆なことをしたものだ。
つまり東京方面から鎌倉に向う(北鎌倉駅を通過する)時にすでに
円覚寺の境内を横断しちゃってる訳なのだ。
でもぜひ、自身の足で北鎌倉の改札を出て、
石段をのそりのそりと登り、円覚寺の奥に進んでみて欲しい。
そして山門の下で上を見上げて、リラックスした王子さまを思い出してほしい。
きっと心はスッキリ晴れやかな気持ちになるだろう。
そして、白鹿、白鷺、白飯 → KITAKAMAKURASEIMAIJYOに想いを馳せてほしい。。。
--追記--
もしかすると、三門をくぐり執着を捨てなきゃいけないのは、私かもしれない。
登っている場合ではなかったかーー!!
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