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夏の田んぼでヒエを取りつつうたう歌


もしもあなたが 道端の小石のように
ある日 突然 そこに在ることを始めた存在ではないのだと
つまり はるかに遡る過去から 永遠の未来へとうち続く無数の直線の交差する
奇跡としか言い様のない存在であるのだと いやでも認識したいと思うのなら

一度ここへ この二反ほどの小宇宙=田んぼに来て
イネそっくりに姿を似せて生長し
びっしりと田んぼ全体を埋め尽くしたヒエの群れを見に来ると良い
そして 一本でも多く ヒエを抜き取る反復作業に没頭してみると良い


水田深く そっと足を差し入れ そっと抜き出す
その足が 少しずつ 少しずつ
あなたの固有の足であるという認識を失ってゆき
イネの周囲を埋め尽くすヒエを抜き取る
あなたの手が 少しずつ 少しずつ 
あなたの固有の手であるという認識を失ってゆき

何代も昔の 父なる者の足となって
何代も昔の 母なる者の手となって
これから先 何代も何代も続くであろう反復作業に専念している存在を
自覚することになるでしょう

海から 陸から 無数の生命を採り続ける 一次産業と呼ばれる業
多分 これは 人類が続く限り 滅びてしまわない限り延々と続く最大の仕事であって
それ無しの人類の在り様は 私には到底想像することはできない
(膨大な数の昆虫類から人間の食に耐え得るタンパク質群を抽出して
食糧飢餓に備える食材を作り出す研究が真面目に行われているという話を
知らないわけではないとしても)

一昔前 今は二児の母親となった長女の幼稚園の送り迎えの道端に
ムクドリの死骸が点々と続いていて
道路に沿って上架されている高圧線に感電して敢え無く死に果てたムクドリたちが落下して
その屍を 恐らくはその意に反し うち並べたものと
漠然と思っていたのだが ある日 その謎が その事情が 確然と解き明かされることになる

・・・・・知り合いのKさん(専業農家)が 幼稚園からの帰途にある私と長女を見つけて
ニコニコ微笑みながら 採りたてのキャベツを二つ両手に持って私に差し出して告白する

「収穫寸前のキャベツをトリたちが一足先に食べに来て 台無しにしやがるのが悔しくて
防虫剤を 指示書の2倍の濃度に濃くしてみたら どうよ こんなに効いてくれたよ」

2倍と言っても 水100リットル入りのポリタンクに
ウイスキーのキャップ一杯程度の原液を加えてみたというわけだ・・・・

礼を言って 貰ったキャベツを家に持ち帰って
虫の穴ひとつ開いていないキレイすぎるキャベツを何処かにそうっと置いて
時間による優しい忘却作用に罪の意識を紛れ込ませて
結局食べないで捨てる選択をしたのだった

けれど その一件があって以来のことだ
私が 田んぼのイネづくりにもっと主体的に関わりたいと思い立ったのは


文:天日干し・命


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