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「フレンチ×普段ごはん」vol.23 ミネストローネで熱々ごはん

こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

2018年、最初のブログ記事です。
今年も季節のごはんにまつわるあれこれを、マイペースで綴ってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

あっという間に1月が過ぎてもう2月、とても寒い日が続きますね。
温暖な湘南でも、先週は珍しく大雪が降り積もりました。
こんな寒い日のごはんは、あったかいスープで決まりです。

そこで今月のテーマは、「ミネストローネで熱々ごはん」

イタリア定番の家庭料理「ミネストローネ」は、ありあわせの材料で作れる具だくさんのスープ。

大雪で買い物に行けない日や、スーパー等で生鮮食品が不足している時でも、冷蔵庫の残り野菜や買い置きの食材でさっと作れるのが嬉しいところです。

ミネストローネといえば、イタリアらしいトマト味の真っ赤なスープが思い浮かびますが、必ずしもトマトを加えなければならない、という決まりはありません。

イタリア語でミネストローネは“具だくさんの野菜スープ”という意味で、それぞれの地方や家庭によってレシピはさまざま。
日本のみそ汁のような存在の、イタリアのおふくろの味なんですね。


さて、我が家のミネストローネに欠かせない具材は、玉ねぎ・人参・にんにく・ベーコン・ハーブ。

そして、やっぱりトマト味が定番ですが、その日の気分や、冷蔵庫の残り野菜でいろんなバリエーションを楽しんでいます。

たとえば、キャベツ・インゲン・ブロッコリー・大根・かぶ・カラーピーマン・じゃが芋・かぼちゃ・豆類などなど。
ベーコンの代わりに、豚肉や鶏肉、エビやイカなどのシーフードを加えることも。

仕上げに粉チーズとフレッシュなエキストラバージンオイルを振りかけるのを忘れずに。

そして、ボリュームを出したいとき、通常のミネストローネにはショートパスタを加えますが、我が家では生の白米を加えています。

お米ならいつでも家にありますし、なによりプチプチ・モチモチとした食感がとっても美味しいのです。
じつは、イタリアのミラノでも、パスタの代わりにお米を加えたミネストローネが定番なのだとか。

身近なお米入りのミネストローネ、ぜひお試し下さい。


それでは、【お米入りミネストローネ】の作り方。

手順は簡単。小さく切った野菜とベーコンをオリーブオイルで炒め、かぶる量の水を注ぎ、塩、こしょうで味をととのえます。
トマト味にする場合は、水を注ぐ前にトマトの水煮缶を加えればOKです。

煮汁が沸騰したら、さっと洗った白米を投入し、弱めの中火で約12分煮込み、お米がアルデンテの状態になれば完成。
お米の分量は、1人分につき大さじ1杯弱を目安にしてください。

野菜とベーコンから旨みがじゅうぶんに出るので、市販のコンソメ顆粒は一切不要。
スープ皿に盛付け、粉チーズとハーブを飾り、EX.V.オリーブオイルをまわしかけていただきます。


以下は、味のバリエーション。
トマト味にこだわらず、ありあわせの食材でいろんなミネストローネを作ってみましょう。


【豆乳の白いミネストローネ】

トマトは加えずに豆乳を使った、クリーミーでまろやかなミネストローネ。

具材は、今が旬の大根・れんこん・長ねぎ・じゃがいも。白い野菜だけを使います。
あとは旨みの素となるベーコンと、生の白米。

作り方は、前述のミネストローネと同じく、角切りにした野菜とベーコンをオリーブオイルで炒め、かぶる量の水を注ぎ、塩、こしょうで味をととのえます。

煮汁が沸騰したら、さっと洗った白米を投入し、弱めの中火で約12分煮込みます。

お米がやわらかくなったら、仕上げにお好みの量の豆乳を加え、沸騰直前まで温めて完成。
豆乳を加えてからぐつぐつと煮込んでしまうと、豆乳が分離して見ためも口当りも悪くなってしまいます。
器に盛り付け、お好みのハーブと粉チーズをトッピングして供します。


【グリーンのミネストローネ】

トマトも豆乳も加えないシンプルなミネストローネに、ハーブなどの葉野菜をたっぷり加えた、鮮やかなグリーンの具だくさんスープ。ビタミン豊富で爽やかな味わいです。

使用する葉野菜は、パセリや青じそなどのフレッシュハーブ類。小松菜やルッコラ、余った大根やかぶの葉などもお勧めです。

これらを包丁で細かく刻み、スープの仕上げにたっぷり加えて1〜2分煮込みます。
ほうれん草などアクのある野菜は、あらかじめ下ゆでしたものを用いて下さい。

緑の野菜を加えてから長時間煮込んでしまうと、せっかくのきれいなグリーン色が変色し、ビタミンなどの栄養素も減少してしまいますのでご注意下さい。


さて、ここでご紹介したミネストローネは、加えるお米の分量を多くするとリゾット風になり、これ一皿で立派なランチになります。
お米の分量の目安は、2〜3人分で生米約1/3カップ。いろんな味のミネストローネでぜひお試し下さい。

ミネストローネとリゾットに合うお米の品種は、「ササニシキ」「さわのはな」「亀の尾」。
粘りが少なく、あっさりした味わいのお米で、スープやリゾットに加えてもベタっとぜず、上品な仕上がりになります。

ビタミンたっぷりの具だくさん野菜スープをとれば体が芯まで温まり、きっと風邪も吹き飛びます。
お米入りの熱々ミネストローネ、ぜひこの冬の定番にして下さい。