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「フレンチ×普段ごはん」vol.12 春の豆





こんにちは。

「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

青果店の店先で、ふっくらとした丸みが可愛い“さや豆”を見かけるようになりました。
待ちに待った春の到来ですね。


今回のテーマは、この時期限定のフレッシュな「春の豆」。



ようやく出回りはじめた鮮やかなグリーンの豆類、さっそく食卓に並べて旬を味わいましょう。


数ある春の豆のなかで、私が一番好きなのは「空豆」。



ほっくりした食感で、食べ出すと手が止まらないおいしさ。料理に加えれば彩りよく春を感じる一品になります。

空豆は、さやから取り出して塩茹でするのが一般的ですが、私はさやごと魚焼きグリルで表面が焦げるまで焼いてしまいます。



さやの中で蒸し焼きにされた豆は、うまみが凝縮されてよりホクホク食感に仕上がります。

また、生のままだと分厚いさやをむくのはひと苦労ですが、焼けばカサが減ってするっと簡単にむけます。

こんがり焼き上がった空豆は、さやごと食卓にどーんとだすと、みんな楽しそうに自分でさやをむきながら食べてくれますよ。



ただし、その場合は必ずあら熱をとってから供してくださいね。
焼きたてを急いでむくと、さやの中から熱い蒸気が出てヤケドをしてしまいます。


こうして焼いた空豆はそのまま食べるのがいちばんですが、料理に加えるとぐっと春らしい一品になり、テーブルが華やぎます。

わが家の定番の食べ方は「空豆と生ハムのEX.V.オリーブオイルがけ」。

空豆と生ハムに、上質なEX.V.オリーブオイルと天然塩を振りかけるだけ。簡単だけど見栄えのするひと皿です。




あと一品足りないな、という時に作るのは、手軽な市販のミックスビーンズを使った「ビーンズサラダ」。

シンプルなフレンチドレッシングとミックスビーンズをあえるだけで出来上がり。ここへ空豆を加えると、彩りと食感にバリエーションが加わります。




もうひとつ、この時期に味わいたい春の豆は「グリーンピース」。

缶詰や冷凍食品でおなじみですが、ふだんは料理の飾りにほんの数粒しか使われない脇役のお豆です。



春限定の生のグリーンピースは、さやから取り出して塩茹ですると、ふっくら&つやつやで身がキュッとしまり本当に美味。
旬の時期は主役として大いに使ってあげましょう。

そうそう、生のグリーンピースをぷっくりと上手に茹で上げるのにはコツがいります。

塩を加えた湯で2分ほど茹でればOKですが、その後ザルにあげてしまうと皮の表面がシワシワになり、見ためも食感も落ちてしまいます。



そこで、茹でた後はそのまま茹で汁ごと冷まします。余熱で柔らかくなるので、当て氷などをして手早くあら熱をとります。

茹で汁ごと容器に移して保存すれば、豆はふっくらとジューシーに保たれ、うまみたっぷりの茹で汁も利用出来ます。




下茹でしたグリーンピースは、いつもの卵料理に加えると緑色が映え、ぷちっとした食感が楽しめます。

春におすすめの卵料理は「グリーンピースと桜海老のフリッタータ」。
イタリア版・具沢山のオムレツです。



卵液に適量の牛乳か生クリームを加えるとふわっと軽く仕上がり、さらに粉チーズを加えるとコクが出ます。
一口大のミニサイズに焼くと食べやすく、ワインのおつまみにもなりますよ。


ところで、フランスではグリーンピースは「プティポワ」と呼ばれ、春を告げる野菜のひとつとして親しまれています。

フランス家庭の代表的なグリーンピース料理は「プティポワ・フランセーズ」。



作り方はとっても簡単。玉ねぎとベーコンをバターで炒め、少量の水を注ぎ、生のグリーンピースとサラダ菜を加えて柔らかくなるまで煮込めば完成。

味付けはシンプルに塩、こしょうのみ。甘い野菜の汁をたっぷり吸ったお豆が絶品です。


最後に、こうして上手に茹で上げたグリーンピースをどっさり使って作りたいのは、なんといっても「グリーンピースごはん」。

水の代わりにグリーンピースの茹で汁(足りない場合は水と塩少々を足す)を使ってごはんを炊くことで、お米に豆の風味がしっかりつきます。
昆布や少量のお酒を加えるとうま味が増します。



豆はきれいな緑色に仕上げたいので、炊くときには加えません。

ごはんが炊き上がったらグリーンピースを加え、やさしく混ぜて完成です。

このグリーンピースごはんは、おにぎりやお弁当にぴったり。



そこで、ぜひ試していただきたいお米の品種は、粘りが強くもちもち食感の「おぼろづき」と、冷めてもおいしさが長持ちする「ななつぼし」。

どちらも北海道の雄大な大地で、自然栽培で育てられている貴重なお米です。
粘り気のあるごはんが小さな豆によく絡んでくれるから、具だくさんのおにぎりに最適なんです。



グリーンピースをはじめとする春の豆は、栄養価が高く食物繊維が豊富なので、白いごはんがヘルシーになるのが嬉しいですね。

これから最盛期をむかえる春の豆、美味しいごはんとともにたっぷり楽しみましょう。







(前の記事)サブ弁にバリエーション豊かな海苔巻きはいかがですか。

(記事一覧)季節毎のまとめ記事もご覧ください



美味しい白米・玄米の炊き方はHOW TO GOHANにイラスト付きで
まとめさせて頂いておりますのでご確認ください。
HOW TO GOHAN






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「フレンチ×普段ごはん」vol.11 みそ汁であったか朝ごはん

こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

新しい2017年がスタートしました。

その1月もあと残りわずか。時が経つのはほんとうに早いです。
だからこそ、普通の日々をていねいに大切に過ごしたいですね。

よい1日のはじまりはおいしい朝ごはんから、ということで、今回は朝の「みそ汁」のお話です。

我が家の朝ごはんは、あったかいみそ汁とおにぎり。

以前は野菜不足を手早く解消するため、旬野菜のスムージが朝の定番でしたが、体の冷えが辛くなり、最近は具沢山のみそ汁にかえました。
体が芯からあたたまり、野菜もしっかりとれます。



あわただしい朝のみそ汁の“だし”は、便利なインスタントに頼りがちですが、毎日とるなら天然・無添加のものが安心です。

まずは昆布だし。前の晩に昆布を水に浸しておくだけなので簡単です。

または当日の朝、水から昆布を煮だしてもおいしいだしがとれますよ。 その場合、火にかける前に30分ほど昆布を水に浸けておくと、よりうまみが引き出せます。


邪道かもしれませんが、私は毎朝のみそ汁には、キッチンばさみでミニサイズに切った昆布を水から加え、取り出さずにそのまま具として食べてしまいます。


昆布は煮るとびっくりするほど大きくなるので、あくまでも小さくカット。
このミニカット昆布は小ビンに詰めて、キッチンの調味料ラックへ。

昆布などの乾物は、買ってきた袋のまま棚に入れてしまうと、忙しい時は取り出すのさえ億劫ですが、これならすぐに手が届き、さっと使えて便利です。

ただし、昆布は消化が悪いので食べる量はくれぐれもひかえめに。
またこの方法は、ぶ厚くてかたい昆布には向きません。


そしてもうひとつ、みそ汁のだしに欠かせないのが私の大好物のかつお節。

これもまた邪道ですが、私は忙しい朝は“かつおだし”をとらず、細かく削ったかつお節をそのままみそ汁の鍋に加えてしまいます。

かつお節を加えるタイミングは味噌とほぼ同じ。仕上げに入れてすぐに火を止めます。

大きなけずり節だと見ためも食感も悪くなるので、細かいタイプをお使い下さい。


こうしたやり方は、正統派の方からは雑味が出てよくないと言われてしまうかもしれません。
でも、和食の本格だしって決まりが多くてむずかしそう...と、天然の昆布やかつお節を使うのをためらっていた方でも、これならインスタントと同じ感覚で簡単に使えます。


ところで、フランス料理も肉や魚介などでいろんな“だし”をとりますが、これがけっこう時間がかかります。

代表的な肉のだし“フォン・ド・ボー”は、煮出すのに約1時間、魚のだし“ヒュメ・ド・ポワソン”や、野菜のだし“ブイヨン・ド・レギューム”は20〜30分ほどかかります。
そのうえ、ガラの下準備や、香味野菜・ハーブ・スパイスも必要です。



それに比べて和食の昆布やかつおだしは、水だけでOKで時間もかかりません。
昆布は水が沸くまでの数分間、かつお節は沸騰した湯に加え、火を止めて1〜2分待つだけです。



空前の日本食ブームのいま、和食の“だし”は世界中から注目をあびているのに、日本の家庭ではインスタントの顆粒だしが主流なのは本当に残念でもったいないことです。

天然素材の本物のだしは無添加で栄養豊富、なによりおいしくて体にいい。
日本の誇れる食材を、ぜひもっと気軽に活用して下さいね。



さて、我が家の冬のみそ汁は、根菜たっぷりの豚汁や、酒粕を加えた濃厚な粕汁が定番ですが、ときには洋素材を加えたフレンチテイストのみそ汁も楽しみます。
そう、みそ汁は洋風の食材にもマッチするんです。


【*かぶとベーコンのみそ汁+オリーブオイル】
具は大きめに切ったかぶとベーコン。仕上げに刻んだかぶの葉を加えます。
お椀によそったら、お好みで上質なエキストラ・バージン・オリーブオイルをまわしかけ、黒こしょうか七味をふっていただきます。




【*玉ねぎのみそ汁+とろけるチーズ】
フランスの冬の定番、オニオングラタン風。玉ねぎ入りの熱いみそ汁に溶けるタイプのチーズをのせ、粗挽きこしょうをひとふり。玉ねぎのほか、きのこや油揚げを加えても美味。
オーブントースターでチーズの表面を軽く焼くと、よりおいしさが増します。




【*さつまいもと豆乳のみそ汁+発酵バター】
出来上がったみそ汁に、無調整豆乳を適量加えて火を止めます。お椀によそって一片のバターを加え、溶かしながら食べます。豆乳の代わりに牛乳でもOK。
ミルキーなバターの風味とまろやかな豆乳が甘いお芋によくあいます。じゃがバターの豆乳みそ汁もいけますよ。




そして、このようなこってり系の具沢山みそ汁には、しっかりした味わいのごはんがぴったりです。

たとえば、濃厚な甘みと旨みの「つや姫」と「コシヒカリ」。
つややかにみずみずしく炊き上がり、甘みとコクが堪能できるおいしいお米です。玄米ごはんでも甘さがしっかり感じられます。


もうひとつ、まるでもち米のように甘くてもっちりした食感の「ミルキークイーン」と「夢ごこち」。
冷めてもやわらかく美味で、玄米でもモチモチに炊き上がります。玄米おにぎりが大好きな我が家には欠かせない品種です。

冬本番、あったかい天然だしのみそ汁ともっちりおいしいごはんで寒さを乗り切り、毎日を元気に過ごしましょう。



(前の記事)明けましておめでとうございます

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美味しい白米・玄米の炊き方はHOW TO GOHANにイラスト付きで
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「フレンチ×普段ごはん」vol.10 おいしいお餅でほっこりタイム

こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

今年もいよいよ残りわずかとなりました。
クリスマス、年末の仕事整理、大掃除、お正月の準備…などなど、あわただしい毎日をお過ごしのことと思います。

そんな気ぜわしい日々のなか、我が家にKITAKAMAKURASEIMAIJYOさんからとびきり美味しい「白芒(しろのげ)もち」が届き、しばしほっこりと幸せな気持ちになりました。

「白芒もち」は、米どころ米沢で江戸時代から守り続けられてきたもち米の原種。

無農薬・無化学肥料はもちろん土壌作りにもこだわり、膨大な手間暇をかけて育てられている希少な幻の米で、残念ながらいまではたった2軒の農家さんの自家用でしか作られていないそうです。


つけばつくほどおいしくなる白芒もちは、通常よりも1.5倍の時間をかけて餅つきをするのだそう。
こうして出来上がった“白切り餅”は、きめが細かく非常によく伸び、コシも強く本当に美味です。


もうひとつ、“玄米切り餅”は、まるで白米の餅のように伸びがよくてやわらか。固い玄米から作られる餅でこれほどもっちりとおいしいものは珍しいです。

それもそのはず、この玄米切り餅はじっくりと丸2晩も浸水させてから丁寧に炊き上げ、白切り餅と同様に時間をかけてつくのだとか。
深い味わいの栄養豊富なお餅です。


そんな極上のお餅は、昔ながらの焼き網で丁寧に焼き上げると、外側はパリッと、中はふっくらと仕上がってよりおいしさが増します。

この焼き網は、京都の老舗「辻和」のもの。目の細かい下網がガスの直火を和らげてくれるので、じんわりと火を通したい焼き餅に最適。
「辻和」は職人さんによる手作りの金物細工店で、私は手編みの豆腐すくいも愛用しています。


こうして上手に焼き上げたお餅は、定番の磯辺焼きなどでシンプルに食べるのが一番かもしれませんが、ここではほんのひと手間加えたおすすめの食べ方をご紹介します。


【焼き餅のバター醤油ソース】

表面をパリッと焼上げたお餅にコクのあるバター醤油ソースをたっぷりからめていただきます。
お餅だけでなく、いろどりの野菜も添えましょう。
甘じょっぱいバター醤油はお餅との相性抜群。また、どんな野菜もおいしく食べられる魔法のソースです。

バター醤油ソースの作り方は、醤油大さじ2杯、砂糖大さじ1杯をレンジで温め、砂糖が溶けたらひとかたまりのバター(10〜15g程度)を加え、余熱で溶かせば完成。バターが固まらない温度で供します。


【豚肉巻き餅の生姜焼き】

お餅を豚ロース薄切り肉で巻き、巻き終わりを下にして弱火のフライパンで焼きます。
豚肉に焼き色が付き、お餅がぷっくりと膨らんだら、同量の醤油とみりんをまわしかけ、砂糖少々とおろし生姜を加え、ツヤよく煮詰めて出来上がり。

お餅が大きい場合は、あらかじめお餅だけを軽く焼き、少しやわらかくしてから調理してください。
こんがり焼けた豚肉と甘辛いタレが弾力のあるお餅にマッチして、どなたにお出ししても喜ばれる一品です。

通常の生姜焼きと同様に、シャキシャキの千切りキャベツとともに供します。
これに味噌汁を添えるだけで立派なランチになりますよ。


【焼き餅のくるみだれ】

私の大好きなくるみを贅沢に使った絶品のたれ。まったりと濃厚な味わいが風味豊かな玄米餅にぴったりです。

このくるみだれ、いつも目分量で作ってしまいます。
まず、香ばしくなるまでローストしたくるみをすり鉢でペースト状になるまですり潰し、煮きりみりん(沸かしてアルコール分を飛ばしたみりん)を適量加え、必要に応じて水を少しずつ加えてお好みの濃度にのばします。仕上げに少量の味噌を加え、ほどよい塩味にととのえます。

味噌を多めにすれば食事向きに、煮きりみりんやハチミツを追加すればスイーツになります。
このくるみだれは、お蕎麦やお豆腐にかけてもおいしいのです。


お餅って、焼き網やトースターで焼くと網にこびりつきそうで心配…という方には、少量のEX.V.オリーブオイルを熱したフライパンでこんがりと焼くのがお勧めです。
この方法なら、焼いてふくれたお餅が破裂してしまっても大丈夫。お箸やお皿にくっつかないので調理が楽です。

EX.V.オリーブオイルで焼いたお餅は、通常の焼き餅と同様にあらゆる食べ方でおいしく召し上がれますが、あえて洋風にするなら、ポトフに加えてお雑煮風にするのはいかがでしょうか。
香り高いハーブやゆずの皮、お麩などで彩りよく飾れば、お正月のおもてなしにも最適です。


もう一品、ミネストローネスープに加えるショートパスタの代わりに、小さめサイズのオリーブオイル焼き餅を入れても美味です。
仕上げに、お餅と相性抜群のチーズをふりかけるのを忘れずに。


お餅は、まもなく迎えるお正月に欠かせない伝統食。
新たな年のスタートにワクワクしながら味わうお雑煮はいいものですね。

我が家のお雑煮は、夫の出身地にあわせた白味噌仕立てです。
神戸の夫の実家では、ゆでた丸餅、明石の焼き穴子、丸い形に切った野菜がお決まりです。やわらかいお餅にとろりと甘い汁が調和してとっても美味しいのです。

東京で生まれ育った私は、焼いた角餅、鶏肉、小松菜入りの醤油味のあっさりしたお雑煮にずっと慣れ親しんでいたので、関西の甘いお雑煮は斬新な味わいでした。

お雑煮は地域によっての違いとそれぞれのご家庭のこだわりも加わり、とても興味深いものです。
お餅が主役のバリエーション豊かなお雑煮の伝統文化、これからも大切に受け継いでいきたいですね。

なにかと慌ただしく体調をくずしやすいこの時期、おいしくて消化にもよいお餅で心も体もほっこり温めて、元気に新しい年を迎えましょう。


*お知らせ*
「ヌーボー・オリーブオイル講座」開催
この秋、南欧で収穫・搾油されたばかりの数種類のヌーボーオイルを堪能しながら、オリーブオイルについて深く楽しく学びます。
日時:1/12(木) 11:00〜14:00
内容:オリーブオイルの基礎知識、ヌーボーオイル3種類を含む5数種以上のオイルティスティング、オリーブオイルランチ&デザート付き
詳細はこちら


(前の記事)「フレンチ×普段ごはん」vol.9 ヌーボー・オリーブオイルの季節

(記事一覧)季節毎のまとめ記事もご覧ください



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「フレンチ×普段ごはん」vol.9 ヌーボー・オリーブオイルの季節

こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

今回は、体によい油としてすっかりお馴染みのエキストラ・バージン・オリーブオイルのお話です。
この秋、イタリア・スペイン・南仏などの地域で収穫・搾油された新オイルは、日本にも徐々に到着し始めます。まさに今、エキストラ・バージン・オリーブオイルは旬の時期なんです。
太陽の光をたっぷりと浴びて育つオリビエ(オリーブの木)は、地中海沿岸地域のシンボルツリー。
初夏に小さな実を結ぶ緑色の未熟なオリーブの果実は、秋が近づくにつれ次第に紫色に染まり、完熟すると黒色に変化します。

そう、緑や黒のオリーブの実の色の違いは、品種ではなく熟度によるものなんです。 華奢な小枝のはざまに見え隠れする実の色の美しいグラデーションは、秋ならではの風景です。

さて、収穫したての実を搾って作られるエキストラ・バージン・オリーブオイルは、いわばオリーブの果実のフレッシュジュース。

他の植物油と違い精製されないので、実に含まれるポリフェノールやビタミン類など数多くの抗酸化成分がオイルの中にそのまま残るため、免疫力アップやアンチエイジング、病気の予防など、さまざまな健康・美容効果が期待できます。
そして、こうした栄養豊富なエキストラ・バージン・オリーブオイルは、まるで青草のようにフレッシュな風味で、口に含むとピリッとした辛みと心地よい苦味があり、そのまま飲めるほど美味しいものです。

ただし、加熱すると栄養分や風味が損なわれてしまうので、料理の仕上げに用いるのがお勧めです。
たとえば、調味料のひとつとして出来上がった料理にたっぷりまわしかけるなど、食卓でテーブルオイルとしてお使い下さい。
ふだん我が家は和食中心で、もっぱらごはんが主食ですが、エキストラ・バージン・オリーブオイルは毎日欠かさずとっています。
じつは、私は10年以上も風邪などで寝込んだことが無いのですが、それも抗酸化成分が豊富なエキストラ・バージン・オリーブオイルを継続的にとっているお陰かなと思います。

そこで、私の日々のオリーブオイル活用法をいくつかご紹介します。 簡単すぎて料理とはいえないものばかりです。

【味噌汁+オリーブオイル】 お椀に盛ったあと、オリーブオイルをまわしかけます。
どんな具材にもマッチしますが、とくに合うのがあさりの味噌汁。 ニンニクをほんの少し効かせると、あさりのパスタ“ボンゴレ”のような味わいになりとっても美味しいのです。

【生・温野菜+オリーブオイル】 味つけは天然塩のみ。バルサミコや米酢などで酸味を足すこともあります。
ちなみに、我が家の冷蔵庫には市販のドレッシングはひとつもありません。上質なエキストラ・バージン・オリーブオイル・天然塩・お気に入りの酢があれば、野菜を充分においしく食べられるからです。

【お豆腐+オリーブオイル】 おかか&醤油などの定番冷や奴に、エキストラ・バージン・オリーブオイルはよく合います。強い醤油の味をまろやかにし、豆腐の旨みを引き出してくれます。
寒い時期には、絹豆腐に濃厚な豆乳をかけてレンジで軽く温め、エキストラ・バージン・オリーブオイルと塩をかけた温奴が定番です。

【揚げ物+オリーブオイル】 ちょっと贅沢ですが、オリーブオイルで揚げるとカラリと軽い衣に仕上がります。 揚げ色はつき難いのですが、食後に胃がもたれないのがうれしいです。

そして、私のイチオシ 【ごはん+オリーブオイル】 あつあつのごはんにエキストラ・バージン・オリーブオイルをたっぷりかけて、フレーク状の天然塩をぱらり。私の一番好きなシンプルな食べ方です。
風味豊かな玄米がお勧めですが、炊きたての白ごはんでも美味です。
佃煮をのせたごはんに。甘辛い佃煮がまろやかになり、ご飯によく馴染みます。
卵かけごはんに。より濃厚でまったりした味わいになります。
納豆ごはんとの相性も抜群。私はおいしい納豆には添付のタレはつけず、エキストラ・バージン・オリーブオイルと塩だけで食べたりします。

今回、オリーブオイルと合わせたお米は、美味しい日本米のルーツとされる「亀の尾」。 「ササニシキ」や「さわのはな」と同じく、あっさりした飽きのこない味でありながら、噛むほどに深いうまみを感じるしみじみ美味しいお米です。
粘りが少なめのごはんに、とろりと濃厚なオリーブオイルがよく絡みます。

最後に、【スイーツ+オリーブオイル】 バニラアイスクリームに。抹茶やレモンフレーバーにもマッチ。 冷たさ・甘さが和らぎ、よりなめらかな口当りになります。
バターの代わりにオリーブオイルを使った焼き菓子も絶品です。
この時期限定の絞りたて初物オイル“オリーブオイル・ヌーボー”は、エメラルドグリーンに近い鮮やかな緑色です。
その見ため通り、味わいもとびきりフレッシュで栄養成分も豊富。まさに新鮮なオリーブのジュースですね。 美味しくて健康によいエキストラ・バージン・オリーブオイル、みなさまも普段のお食事にぜひご活用下さい。

*お知らせ*
「ヌーボー・オリーブオイル講座」開催
この秋、南欧で収穫・搾油されたばかりの数種類のヌーボーオイルを堪能しながら、オリーブオイルについて深く楽しく学びます。
日時:1/12(木) 11:00〜14:00
内容:オリーブオイルの基礎知識、ヌーボーオイル3種類を含む5数種以上のオイルティスティング、オリーブオイルランチ&デザート付き
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(前の記事)お弁当にミニミニハッシュドポテト

(記事一覧)季節毎のまとめ記事もご覧ください


自分にぴったりの普段使いの有機・特別栽培米(残留農薬0米)をお探しの方、
色々な品種お米を少量ずつお試しになりたい方、
内祝い・お祝い、お返し、御挨拶、御礼、プチギフトなど、お米ギフトをご利用の方は、

普段使い用の有機・特別栽培米
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などなど、
各種商品をご準備しておりますので、ご用途に合わせてご利用下さいませ。  

「フレンチ×普段ごはん」vol.8 新米をシンプルに楽しむ

こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。

待ちに待った新米のシーズン!
2016年度に収穫されたばかりの、ミルク色の新米が届きました。

ふだん我が家は玄米食ですが、毎年最初に食べる新米は、甘みをストレートに楽しめる白米と決めています。
KITAKAMAKURASEIMAIJYOのお米は、注文を受けてから精米して直ぐに配送されるのでツヤツヤ・ピカピカ。
炊き上げるととびきりふっくらとみずみずしく、この時期最高の美味ですね。


さて、初物の新米はそのままシンプルに味わうのがいちばんです。
今年初の記念すべき新米ごはんは、最近すっかりハマっている“削りたておかか”をたっぷりかけていただきます。
木の樽でじっくり熟成させた、伝統製法の丸大豆醤油をほんの少し垂らして。
ふわふわのおかか・こうばしい醤油・甘いご飯。素朴だけどしみじみおいしい組み合せです。


こちらが、我が家のキッチンに昨年仲間入りした削り器。
刃が危ないし、いちいち削るのは面倒かな...と長年買うのをためらっていましたが、子供の頃に母が毎日削ってくれたおかかの味が忘れられずにとうとう購入。いまでは普段の料理に欠かせない道具になりました。

この削り器、使い慣れると意外に手間入らずで、ちゃちゃっと削れば1分間も経たないうちに手のひらいっぱいの量のおかかが出来上がり。うまく削れず粉々になっても、それはそれでおいしいのです。
使い終わった削り器は水洗い厳禁。お手入れは、刃の部分や木箱に付いた削りカスをハケでササッと払うだけで完了です。

2杯目の新米ごはんは、自家製“ちりめん山椒風”とともに。
こちらは我が家の定番ごはんの友で、とっても簡単に手作りできます。

作り方は、ちりめん50gを熱湯でさっと洗って小鍋に入れ、ひたひたの日本酒を100ccほど注ぎ、醤油・みりん各小さじ2〜3杯ほど加え、ヘラで混ぜながら中火で8〜10分煮詰めるだけ。
仕上げに粉山椒やゴマを加えてお好みの風味にします。おにぎりの具にも重宝しますよ。

熱々のごはんにちりめんをたっぷりのせて、さらにフレッシュなエキストラ・バージン・オリーブオイルをかけて食べるのが気に入っています。


ここまですっかり「和風ごはん」の記事なので、最後に、白いごはんに合うおいしいフレンチ素材をご紹介します。
私のイチオシは「La Cantine(ラ・カンテーヌ)」のスモーク風味のオイルサーディン

「La Cantine」の魚のオイル漬けシリーズは、まるでフランス製の陶器のようなお洒落な容器入りで、キッチンに置いておくだけで気分が上がります。

もちろん、可愛い見ためだけでなく中身も秀逸。
グリーンのラベルの「La Cantine スモークサーディン」は、程よいスモーク風味で、漬け油には上質なエキストラ・バージン・オリーブオイルが使われています。
そのまま食べても美味しく、漬け油ごと安心して料理に活用出来るすぐれものなんです。

お勧めの食べ方は、火を使わず数分で作れる「スモークサーディン丼」。
まず、サーディンの漬け油(1缶につき約大さじ2杯とれる)を器に移し入れ、醤油、バルサミコ酢各大さじ1杯を混ぜ、“醤油バルサミコソース”を作ります。
炊きたての新米ごはんに、缶から取り出したサーディンをのせ、上記のソースを適量かければ、和洋折衷の「スモークサーディン丼」の完成。

薬味として、今回はオニオンスライス、針しょうが、ハーブを添えました。 大葉の千切りや青ネギを刻んだ物をたっぷり添えるのもおすすめです。
まろやかな酸味のバルサミコ酢を加えることで、油っぽさや魚臭さがまったく感じられず、白いごはんともマッチしてなんともいえない美味しさです。

そして、この“醤油バルサミコソース”は、ドレッシングにも変身します。
彩り野菜にサーディンをトッピングしてソースをかければ、ボリューム満点の「スモークサーディンサラダ」の出来上がり。
醤油入りのソースなので、ごはんにもよく合うサラダです。

食欲の秋、そして新米の季節、みなさんもおいしいごはんを大いに満喫してくださいね。

【12月の1day 講座のおしらせ】
「クリスマスのヘルシーフレンチレッスン」開催

*日時:12/15(木)11〜14時 
*場所:クリナップ・キッチンタウン東京(新宿ショールーム)
*メニュー詳細・お申込はこちら


(前の記事)新米でHappy Birthday!のローストビーフ丼

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色々な品種お米を少量ずつお試しになりたい方、
内祝い・お祝い、お返し、御挨拶、御礼、プチギフトなど、お米ギフトをご利用の方は、

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